薄毛の前兆を見分けよう
シャンプーした後のすすぎで、手を見たら髪の毛が何本もひっかかって抜けていた、とか、朝起きてみると、枕やシーツに何本も抜けた毛が付着していた、など、薄毛の前兆としてびっくりする人が多いでしょう。
しかし、実際には、日頃から髪の毛というのは自然に抜けては生え変わることを繰り返しています。シャンプーの時には、抜けかけていた髪の毛が手に絡んで抜けてしまうこともありますし、就寝時には寝返りなどで髪の毛がこすれて抜けることもあります。
正常な人で、一日に100本程度は髪の毛が抜けていく(生え変わる)そうですから、シャンプーのときの十数本程度の抜け毛、というのは、全く気にする必要はないと言えるでしょう。
薄毛の前兆と言えるのは、シャンプーのときだけで数十本まとめて抜けるなど、明らかに異常な本数の抜け毛が確認できた場合です。
このレベルになってくると、生え変わりのスピードを明らかに超越してくるため、抜ける髪の毛が生える髪の毛に比べて多くなり、薄毛が進行することとなります。
毛が細いのは薄毛の兆候
抜け毛の本数だけでなく、抜け毛の太さにも注目してみましょう。
毛先に注目する
散髪のときには、髪の毛の先端をはさみでカットしますので、抜け毛の多くは、先端がぶった切られた感じになっているのが普通と考えられます。
しかし、抜け毛の先端が普通に細くなった状態のものが多いのなら要注意。髪の毛が抜けて生え変わるというサイクルが短くなってしまっている可能性が高いです。
根本に注目する
また毛根部分がぷっくりと膨れていないのも問題です。髪には生えて成長し、そのあと抜け落ちるという、それぞれの段階があるのですが、毛根が太くない髪の毛というのは成長段階で抜け落ちたものであると考えられます。
これは、毛母細胞と呼ばれる、髪の毛を作る細胞が弱っている可能性を示唆しています。